リピート3回出演なんて実は序の口。まだまだ上には上のリピーターがいる仁義シリーズ。
そんな出演者を勝手に分類&コメントします。
リピート出演 3回
同一役柄系
同じ役柄で連続出演しているのは、「仁義2」〜「仁義4」で黒川組の青木役だった安藤麗二。作を重ねる事に仁との絡みがいい味出してきて、最後はかなり切ない。シリーズ超序盤の外せない役どころ。
黒川組組長・アキラ役が2回の長岡尚彦。「仁義38」では義郎の同級生だった名取役でも出演し、都合3回。どちらも好青年でありながら、意志が弱くダメな感じのオーラを振りまく。
個性的系
ほぼ10作ごとに全く別の役柄で出演しているのが、木下ほうかと松田ケイジ。
木下ほうかは最初の「仁義11」稲見役はそつなくこなした感じだが、「仁義22」のエキセントリックな万丈役が強烈なハマり役。万丈はかなり印象深い人物だったが、これが好評だったのか「仁義35」の香川組の矢部でも、手の付けられない駄々っ子のような演技を見せる。声が甲高くなった時のキレ度は最高潮。
一方の松田ケイジはカタギ役が2回だが、いずれも身内や彼女を失い、真相を探ろうと突っ走る熱い役どころ。体格の良さも相まって少々汗っぽく、見た目も熱くなっている。そして、シリーズのターニングポイントの時期である「仁義26」では、多摩連合のボス中沢を好演。ラスボスとしてはかなり派手な最後を遂げている。
最後に、名前と容姿に強烈なインパクトのある土平ドンペイ。
ほぼ完全な脇役なのだが、何故か2秒ぐらいのアップがあったり、VFXを駆使した派手な撃ち抜かれ方をすることもあってかなり印象に残る。
画一的系
役柄的には組長であっても、脇役であったり出番が少なかったりするのが災いして、控えめな印象となってしまったのが坂田雅彦。
「仁義6」、「仁義41」は、ともに大物の菅田俊が出演しているため控えめ感大。
さらに「仁義6」はシリーズ序盤ということもあり、制作側のお色気サービスで「おっぱい要員*1」が二人投下されている。一人は仁が相手をするホテトル嬢だが、もう一人の「おっぱい要員」を相手にするのが坂田雅彦演じる怒濤会・榎田。おっぱいを執拗になめ回す様子がストーリーとは無関係に発生するが、ここでもおっぱい露出に持っていかれた感が強く、その後あっさり消える。
「仁義23」の名張組組長は、多古の回想として狙撃されて死亡するシーン、一緒に飲みに行くシーン、そして娘の亮子と一緒に映った写真のみと、ストーリー上はキーマンなのだがあまりにも出番が少ない。
更には役名なしでもいくつか出演しているように思うが、未確認。
ステップアップ系
出演回数を重ねるごとに役柄がステップアップしていったのが、鼓太郎。
初登場は、カタギなのに組同士のいざこざに巻き込まれ、彼女が酷い目に遭わされるという可哀想な「仁義7」の鋭二役。ちなみに、病院で彼女ユキの死亡を知った際、何故かシーツを引っ張り彼女の胸を露出させるという謎の行動をとる。これはシリーズ初期にありがちな「おっぱい要員」を使ったお色気サービスのひとつだと思われる。
次に「仁義26」で組長の娘と結婚しカタギになってお好み屋を営む辰雄役。妻の百合子がその昔、仁に惚れていたことを知っている。更にはまだ恋心を引きずっているようだと気になりながらも聞き出せない、少し情けない役どころ。
最後に「仁義35」で香川組組長・修一役。更には義郎とは革命の同士である先輩・後輩の関係ということで、回想シーンがあったり、インテリな知識を押し出すも、ここでも可哀想に組長とは名ばかりで組員の裏切りにあう。
彼のステップアップというのを、強引にまとめるとこんな感じになる。
一般人(仁義7)→ヤクザ(ここは省略)→元ヤクザ(仁義26)→復帰(ここは省略)→組長(仁義35)
しかしながら、鼓太郎=悲壮感が否めない。なんでだろう。
さらに、ステップアップ系に分類するか迷った工藤俊作。
「仁義33」で組に反旗を翻す北陸連合・津田で仁義デビュー。そして「仁義41」の海堂組・三枝、「仁義49」の柿沼組組長へ。
反逆的な人物だったのが徐々に狡賢くなるという、役職+役どころのステップアップ系。
反逆系
組織に属しながらも、その内情に納得がいかず良くも悪くも逆らっていく密かに熱い人物を演じたのが、西守正樹。
「仁義19」の竜野組・若杉は、反逆の戦士という言葉が当てはまるような役どころ。「仁義31」の鷹城組・邦友は、若杉、「仁義42」の榎本組組長ともに、暗く陰のある感じがそこはかとなく漂いながらも、芯に秘めた強さを見せる。陰のある感じ、結構ハマリ役ではないだろうか。
いつも組長系
演技力と貫禄を買われてか、3回とも組長を演じているのが、久富惟晴と山西道広。
いつも組の経営が危うい組長を演じるのは久富惟晴。
しかしながら、組長の性格はその時々で全く異なる。複数の組が出てきたこともあって、個人的にまったく印象のない「仁義18」の辻浦組組長で初登場。打って変わって、「仁義26」では組を解散する寂しさや侘びしさ、父としての切なさなど寂寥感たっぷりの大滝組組長。そして「仁義32」では威圧的で感じの悪い内田組組長と、三者三様の組長を演じている。ベテランのなせるワザか。
ちなみに「仁義32」では組の事務所で鰻重、隠れ家と思われる場所では鰻丼を食べるシーンがあるので、個人的にはウナギの人として記憶している。
山西道広は、「仁義37」中華貿易総公司の張岱明*2が一番印象深い。日本語の妙なしゃべり方に邪魔されて胡散臭さが漂ったが、それもひっくるめてということで。
「仁義30」の瑞穂組組長、「仁義42」の近藤組組長では、仁が言うところの「クサれ外道」な策士タイプの組長を演じている。
*1:あくまでもおっぱいを見せるのが主体で、演技は二の次のされている女性のこと。個人的には勝手にこう呼んでいる
*2:組織の長として組長と同等扱いとした