熱川バナナワニ園・本園

熱川バナナワニ園・本園

本園は、植物園です。大小8つの温室があります。ここでは熱帯の美しい花や木9,000種が栽培されています。その収集は日本最大で、世界にも類がない熱帯植物園です。

道路を挟んで向かい側にワニ園があります。ここは徒歩で行き来できます。

植物園入口を抜けて1号温室と呼ばれる熱帯の花や木が楽しめる温室に入ります。ここは、通路の両側にハイビスカスやランなどの熱帯花木が生い茂ります。熱帯のジャングルには行ったことがありませんが、雰囲気は出ているような気がします。ただ、ジャングルの足下はコンクリートでないことは確かでしょう。

この温室を出ると、シダが生い茂る温室があります。ここが2号温室です。どうやら、1号から8号まで順番に通り抜けることができるようです。

温室の横を見ると、大きなガラス張りの水槽がありました。近寄ってみると、中には白いオットセイのような生き物が泳いでいます。アマゾンの人魚とも言われるマナティです。マナティは子供に授乳する姿が人間に似ているため、人魚と間違われたそうです。しかし、人魚だと思った人の知り合いの女性は、みんなこんなに巨大で太っていたのでしょうか。人魚と言うより魚人と言った方がしっくりする気がします。

マナティの水槽の後ろには、食虫植物が集められている温室があります。食虫植物というと歯が生えている草花で、虫を捕まえてもしゃもしゃ食べているイメージがあります。もちろん実際にはそんなことはなく、虫を捕らえるために他の植物と個体が少々異なるだけです。

オオオニバス日本随一と言われる、中南米産のパイナップル科の観葉植物約600種が集められている温室を抜けます。そして、花の女王と呼ばれるカトレアが咲き乱れる温室を見学すると、観葉植物のある6号温室までは緩やかな坂道を上ります。坂道を上りきったところに展望台があり、ここから伊豆の海を一望することができます。

水面にみごとな花を咲かせるスイレンの温室を抜けると、本園で一番大きな8号温室です。ここの一番の見所はオオオニバス(写真)です。このハスには、体重が10Kg未満のお子さまなら乗ることができます。熱帯というのは何でも巨大に育ってしまうのかもしれませんが、とにかくこのハスは大きいです。

この8号温室で本園の温室は終わりです。

夢の睡蓮さて、またもと来た温室を逆に戻るのですが、スイレンの温室で奇妙なものを見つけました。

「夢の睡蓮」という詩です。著作権の関係で詩の内容は披露できませんので、是非とも訪れて見ていただきたいと思います。

尚、本園はどこまで行っても緑の植物が生い茂る温室が続くので、植物が嫌いな人は避けた方がいいでしょう。