熱川バナナワニ園・ワニ園

熱川バナナワニ園・ワニ園

ワニ園は、その名の通りワニばかりを見ることができます。世界に分布する珍しいワニ30種類のうちの27種類、大小約350頭が飼育されています。パンフレットには「種類の多さでは世界一のコレクションとして賞賛されています」と書かれています。やはり観光地に世界一ありです。

道路を挟んで向かい側には本園があります。ここは徒歩で行き来できます。

熱川バナナワニ園という表記は、バナナとワニの間にスペースなどの区切りがないため「バナナワニ」という種類のワニがいると勘違いしがちです。しかし、残念ながらそのようなワニは存在しません。

2008年月追記。

2008.11に訪れた時には、バナナワニのぬいぐるみが売店にありました。

わにワニ園へは、チケット売場から階段を下って行きます。温泉熱がワニが住む熱帯に日本の気候を近づけるのでしょうか。とにかく「ねっとり」とした暑さが肌にまとわりつきます。

ワニというのは、比較的大型の生き物です。しかし、意外にもワニ園の敷地はあまり広くありません。ですから、小さなスペースに何頭ものワニが重なりあっています。

ワニがいる檻の高さは1mぐらいです。周りを囲っているだけなので、もしワニがジャンプしたら柵につかまっている手やのぞき込んだ顔にあの大きな口が迫ってくるかもしれない。そんなことを考えつつ、ワニを眺めてみます。

わにところが池で泳いでいるワニ以外は、ほとんどじっとして動きません。不自然に重なり合っているのにピクリともしないのです。中には口を開けたままのワニもいます。別に何かを期待していた訳ではありませんが、動かない動物というのはあまり面白くないかもしれません。

また、ここではワニが卵からふ化する様子や、骨格標本、日本古代のワニの化石標本も展示されています。クロコダイルやアリゲーターといった大型のワニから、鳥のくちばしのように口がとんがったインドガビアルまで、とにかくワニだらけの園内。比較的間近で見ることができるので、ワニが苦手という人は避けた方が良いでしょう。