アニマル邸江戸屋

アニマル邸江戸屋

2005年6月現在、 残念ながら閉鎖されています。

敷地内には「○○管理地」の看板が立っているので、いずれ跡形もなくなってしまうのかも・・・。

アニマル邸江戸屋

静岡県の伊豆半島と呼ばれる地域には、半島をぐるりと取り囲む海と数多くの温泉があります。伊豆半島には海も山もあるため、海で海水浴、高原で森林浴を楽しみ、遊び疲れた体を温泉でいやそうとする人々の車で、海岸添いの国道はいつも渋滞です。

今回ここにご紹介するのは、そんな渋滞を繰り返す国道135号沿いにある日本一の野生の王国「アニマル邸江戸屋」です。

渋滞にイライラし始めたり会話が途切れたら、車を迷わずここの駐車場に入れることをお勧めします。きっと渋滞の列に戻る頃には、会話もはずんでいることでしょう。

アニマル邸江戸屋「アニマル邸江戸屋」の目印は、巨大なキングコングです。運転していて思わず引き寄せられ、渋滞していなくても車を止めてしまうかもしれません。

車を降りると、建物の上にかかれた「野生の王国」という文字とアフリカの大地を思わせる壁画。国道沿いの小さな建物の中に、どんな野生の生き物たちがいるのでしょうか。

さっそく、カバの口を形取った入り口をくぐって中に入ります。入場料を払って一歩中に踏み込むと、ちょっと鼻につく獣の匂い。そして、無数の動物がひしめく不思議な世界が広がっていました。

アニマル邸江戸屋最初に断っておきますが、彼らはみな剥製です。しかし動かないとわかっていても、普段お目にかかれないような動物たちばかりですから、入り口で出迎えてくれた眠そうな目のラクダさえ、こわごわ避けてしまいます。

同じ地域に生息する動物が集められているようで、シマウマやライオンなど動物園でもお馴染みの動物たちが並びます。珍獣「オカッピ」(正式名称はオカピ)の剥製が額に入れられた写真で飾られています。何故、彼だけ写真なのでしょう。

オカピアフリカ・ザイール地方に生息。偶蹄目キリン科。
キリンのように首は長くない。体にシマウマのような模様がある。
ワシントン条約のレッドデータブックに絶滅危機種として登録されている幻の動物。

アニマル邸江戸屋その謎はすぐに解けました。横には首から「お手を触れないで下さい」と書かれた看板をぶら下げたヒョウがいます。きっとあまりにも手を触れる人が多かったので、展示するのをやめてしまったのでしょう。残念なことです。

ふと、彼らの足下に妙なものを発見しました。よく見るとどうやら防虫剤のようです。毛皮に防虫剤が欠かせないように、同じ毛皮をまとう剥製の彼らにも虫は襲いかかるのでしょう。不憫なことです。

アニマル邸江戸屋さて、彼らを眺めるうち建物の突き当たりまでやってきました。ここには何匹もの虎が、大きな口を開けてこちらを威嚇するように目を光らせています。ちょっとたじろいで後ずさると、キリンの顔が真横にあってもっとびっくりしました。どうやらキリンは大きすぎたのか裁断され、首だけにされているようです。

虎を横目に通り過ぎると、ショーケースに入れられたジャイアントパンダが鎮座していました。よく見ると、彼には4,700万円という値段がつけられているではありませんか。実は、彼らの一部は売り物だったのです。

アニマル邸江戸屋アニマル邸江戸屋そして更に頭を混乱させるものが出現しました。性交しているサルです。しかも彼らの後ろには鳥居と賽銭箱があり、子宝に恵まれない場合に祈願すると効き目があるようです。

ただ、あまりお子さまには見せたくない剥製です。家族で訪れたならば、そそくさとその場を通り過ぎることをお勧めします。

先ほどの虎の対面にいるのは、白熊です。彼は虎に対抗するかのように、大きな口を開け立ち上がっていますが、残念なことに虫には適わなかったようです。手や口の周りなど、所々中身が露出して、かなりグロテスクです。日本の湿気の多い気候も多少は関係しているのかもしれません。

ここで「日本一の野生の王国」と思われる部分は終わりです。

アニマル邸江戸屋その後、隣接する土産物屋へと順路は続いています。壁には無数の鹿の剥製が首を突きだし、ヒョウの毛皮などアニマルグッズが売られています。中には圧力鍋や陶器の壺なども混じり、最後まで飽きることなく自分たちを楽しませてくれます。

最後に・・・
もし、あなたがここを訪れて剥製を購入したならば、是非自分に教えてください。

2001/05/12 ポン様より情報をいただきました。

今年の春にはもう閉館寸前でした・・・。

元々の入り口だったところは既に閉鎖されていて、みやげ物屋のおじさんに 「あのー、中にはいりたいんですけど・・・」 と言うと「カップル料金で2人で1000円!今電気つけるから」といわれた。

案内されたのは元出口からで、だだっぴろいプレハブの中はホコリだらけで、だーれも入ってない証って感じでした。
そして元入口の方にまで骨董というか古道具というか粗大ゴミが並び、はく製とはく製のスキマを埋めていて、団子三兄弟のビニール人形等がかなしくありました。

前はもうちょっと博物館っぽい要素が強かったようですけど、交尾モノもひっくりかえったまーんまほうりだされていて、もはやなんだかわからない状態のやり場の無い倉庫と化していました。

それでも自分たちは十分に楽しみアメリカンバイソンに体当たりいして遊んだりしてみました。
ちなみに外にあった看板用のハリボテもいくつか取り外され、駐車場のスミにつまれていて、この日は雨なのもあってより荒んだ感じで笑ってしまいました。

ということなのですが「カップル料金で2人で1000円!」って、自分が行ったときの料金が一人500円だからそのまんまじゃないですか。関西並に言葉のマジックでひっかけているようだけど、実は安くも高くもなっていないという。その辺がダメさ加減が目立つ伊豆っぽいですね。

あと、やり場の無い倉庫ってのは前々からそんな感じだったと思います。獣くさい、剥製腐ってる、ホコリっぽい、なんだかなー。そんな感じですね。情報ありがとうございました。