元祖国際秘宝館再び

元祖国際秘宝館再び

セクシーライターいやげもの再び その2

さて、アニマルパラダイス、蝋人形の残虐・SMゾーンを抜けるとまたしても福引コーナー。

ここにいました!前回最初の福引コーナーにいた、しゃがれた声のオバハン。「はいはい、そーと玉取り出してな」とテニスボールが入った箱を勧める。今回は、普通のネクタイとネクタイピン、そして何故かセクシーライターがセットになったもの、そしてストローにオッパイが通されているものが当たった(買った)。

そして、セクシーライター。箱の裏には「アラアラ不思議!黒い水着を火であぶると...」と書かれている。ちょっときわどいので、自粛してライターそのものは載せてませんが、ライターに貼ってある水着の女性に炎を近づけると、水着が消えてなくなり裸体が拝めるというものです。

香港だと、同様のトランプがあるようです。しかし、よく考えるよなーこの手のもの。

ところで、ここでジャケットなのに下は長靴という怪しい格好のオジサンがやってきて「馬の交尾ショー始まるよ。見ない?」と声をかけられる。馬の交尾には興味がなかったので断ると、他のお客さんにも声をかけ、果ては館内放送で「馬の交尾ショーが始まります」とアナウンスがあった。どうやら馬の交尾ショーに力をいれているらしい。

おみくじ見所再び その3

さて、福引コーナーの先には陰部神社があるのだが、ここにおみくじがあった。干支ごとに12個にわかれておみくじが入っている。1回100円也。Yさんと自分はそれぞれ100円を料金箱に入れ、自分の干支からおみくじを引いた。

おみくじを開くと、中には十二支全部の性行為に関する傾向が書かれている。なんだこれは?

しまった、自分は関西人の商魂のたくましさを忘れていた!

干支ごとに分かれているようで、中身は全部一緒なのだ。最初に引いた自分が先に開けばよかった。後悔先に立たず。やはり関西人は商売が上手い。<

肝心の内容はといえば、辰年生だと「龍巻の如くたちまちにして昇天する者多し 腹上死に注意」と書かれている。全部が全部こんな調子である。あまり良いことは書かれていない。

見所再び その4

商魂たくましさにしてやられ、幻想の女体世界、遊郭を通って、またまた蝋人形展示へ。

外国の女優をモデルにした全裸蝋人形。その女優そのものを知らないので、単に全然美しくない顔が怖い人形としか見えない。その横に男女別のトイレがある。本物のトイレでなく「びっくりトイレ」

女性用のドアを開けると男性が、男性用のドアを開けると女性が入っている古典的な仕掛け。しかし、どんな怖い蝋人形が入っているのかと、開けるのが怖い。女性の方は尻丸出しでキャーと言うが、男性の方はリアクションなし。

見所再び その5

保健衛生コーナー。

ところでここに来て、またしても「馬の交尾ショー始まるよ。見ない?」とオジサンが誘いに来る。館内をくまなくグルグル回って声をかけているようで、力の入れ具合が伺える。しかし、またしても断った。

展示されているものは、古めかしく変色していたりするので、テンション下がったまま前回は通り過ぎたが、今回は展示された一角に試験管にはいった精液というのを発見した。すでにカラカラになっていて、白っぽい後が試験管にかすかに残るだけ。何本か並んだその前には「76歳の精液」と「26歳(童貞)の精液」と書かれた紙が置いてある。

量の多少を比べるためだったのかもしれないが、エロの中に真面目なバカあり。

さて、悪趣味の限りをつくしたと思われるような館内。あまりの広さと内容の凄さ、そして「馬の交尾ショー見ない?」の勧誘に、途中でYさんは疲れてしまったようだった。休憩所のようなところで一休みすることにし、女体の乗り物を勧めてみたが当然の如く嫌がって乗らなかった。

ポカリスエットとオロナミンC 、(販売会社が違う)コーラが並んだ自動販売機があったので、コーラを飲もうと思ったのだが、成人映画上映コーナーから大音量で女性のあえぎ声が響きわたっており、何もこんなところで飲まなくてもいいかと思ってやめた。しかし大○製薬の人は、どんな思いでこの自動販売機に補充をし、料金を回収するのだろう。

そしてその後は秘宝の里を抜け、馬臭いのをガマンして出口へ向かった。馬の交尾ショーは見なかったけど、馬臭さでその存在は感じ得た。今回は二度目だったのもあり、あまり自分自身にダメージはなかった。

しかし、始めて行く人にはかなり強烈な場所であるようだ。この強烈さは、なかなか体験できない。是非、一度訪れて欲しい元祖国際秘宝館である。