musee de l erotisme

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「ニッポンの歩き方」なのに、今回は思いっきり海外。トリコロールな国、フランスの秘宝館?!であります。

さてさて「マンハッタンに米国初のセックス博物館が2002/9/28にオープン」というCNNのニュース。米国初とかそんなことより、記事には「同様の博物館は、ハンブルグやコペンハーゲン、パリ、アムステルダムのほか、スペインや日本にもある」と非常に興味深い事が書かれていた。オランダは有名だけど、世界中にそんなに秘宝館ってあったのか...。これは島国日本にだけ留まっていてはいかん!ということで、いざパリへ。

パリに住んでいるYさんと食事をし「パリにも秘宝館があるらしいんだけど、場所知ってる?」と聞いてみると「偶然この間見つけたんですよー!見た途端に××さんの顔が思い浮かんで、教えなきゃって思ってたんですよー。」と言われる。秘宝館マニアであるのが知られていてよかった。と、この時ほど思った事はない。

パリムーランルージュところで秘宝館というのは日本独自の名称だと思う。秘すれば花の日本文化。パリの場合、秘宝館というより、直訳通りの性愛美術博物館。

この博物館があるのは、世界的に有名なキャバレー「ムーランルージュ」があるパリ18区で、ムーランルージュと同じ通り沿いにある。この通りの左右には、セックスショップやビデオショップがたくさん立ち並んでいる。

museeテーブルダンスのショーパブもあったりで、なんかいかがわしい雰囲気の通りではあるが、日本で言う風俗街とはちょっと違う。日本で例えるなら六本木に近い雰囲気。

昨晩、Yさんが場所の確認のために案内してくれた時は、ネオン管の鮮やかさも手伝ってキレイで淫靡な感じがする場所だった。あと、ショーウインドウにはボンテージが飾ってあるSMショップが意外と多い。

そんな中にMusseの看板。周りのネオン管や原色使いの看板の店から比べたら、とっても入りやすい雰囲気。しかし入口には、男性器丸出しのデブな男性のオブジェが2体。通りすがりにクスクス笑いながら横目で見ていく人もいる。

すごい椅子musee入口入口の横はガラス張りで、ココにものスゴイ椅子が!中央にある舌、写真なので止まってますが、実はゆっくり回転している。偏見だろうけど、さすがサド侯爵の地フランス。SMチックなアートは絶品ですね。拘束用の手枷がこっそり取り付けられ、アニマル柄のファーもイカしてて、このセンスにはホレボレ。

日本のSMっていうと、伊藤晴雨や団鬼六の荒縄きっちり、吊したり、ロウソク責めってなイメージがあるんですが...。やはり所変われば品変わるって、こういうことなんでしょうか。

さて、入る前から前置きが長いですが、フランスの秘宝館(?)なんと撮影OK!

musee入口入口でくれたパンフレットにはフランスを含めた8カ国語の説明が書かれている。以下、日本語バージョン。

世界の文化と時間を超えて、すべてのエロチック芸術表現に捧げられたたった一つの場所。
常時展示コレクション:2000点以上
臨時展覧会:個人収集品、テーマ、現代アーチスト、愛、ユーモア、芸術、伝統、すべてのエロチックファンタジアの名高い宝石箱。
開かれた七つの空間は、10時から夜中の2時まで、パリ唯一の昼夜オープン博物館。

この説明、英語版を見ると宝石箱と訳す単語がないので、日本の秘宝館を意識して入れたのではないかと勝手な推測。それでは中へ。

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