紳士手帖

紳士手帖

昭和30年代〜40年代にかけて、独自の態位(体位)論を展開する高橋鐵氏の「あるす・あまとりあ 」、ベストセラーにもなった謝国権氏の「性生活の知恵 」、性のデザイナーを名乗る青木信光氏の「結婚のデザイン」等、性の医学知識を伴った体位本が次々と出版された。

こういった体位本の類は、なんと手帳サイズにもなっていた。
見かけは普通の手帳だが、ページをめくればヌードあり、エロ話あり。仕事の予定を見るフリをしつつ、こっそりヌードが見られるのだ。なんというスケベな手帳。

紳士手帖そんな手帳が手元にある。その名も「紳士手帖」。

奥付がないので出版社も発行年も不明だが、内容と実用新案の番号からすると昭和40年代前半のモノと思われる。
当時の紳士にとって、アフターファイブには役立つかもしれない内容がギッシリである。

せっかくなので、このページでは実用新案出願中という「のぞきメガネ」で見られるステレオカラーヌードを、勝手なコメントと共にご紹介する。(ご覧いただくには、Flash Player 6以上のプラグインが必要です。)

※Flashコンテンツを廃止し、スマートフォンでも閲覧出来るよう作り直しました。(2015.12)

目次も載せておいたので、内容を想像したりして楽しんでもらいたい。

のぞきメガネ

紳士手帳「のぞきメガネ」スケベ心をくすぐるズバリなネーミング「のぞきメガネ」である。
微妙に角度の違う2枚の写真を、のぞきメガネで見ると立体的に見える。
ということだが・・・。

勝手なコメントと共に、是非とも心の「のぞきメガネ」で見てもらいたい。

手鏡女
紳士手帳「のぞきメガネ」

薄暗い部屋、左手前にある電話機、そして手鏡の模様。もろに「昭和」である。

右奥に見えるぬいぐるみは、何故か時代を先取りしたグレムリンを連想させる面構え。

しかし、なによりもモデルさんの腹のたるみが切ない。

バラ風呂女
紳士手帳「のぞきメガネ」

現在では見かけることが少なくなった、見事なタイル貼りの浴槽。

目地が薄汚れているのが、そこはかとなく生活感を醸し出しているのである。

そして、花びらで股間は隠れても、見事な三段腹は隠しきれなかったのである。

姿見女
紳士手帳「のぞきメガネ」

鏡に映った2枚の写真で、おっぱいが4倍。しかし、少々垂れ気味なのである。

ところで、これはする前なのか、した後なのか・・・。

結局の所どっちもイヤだが、単に全裸でうっとりと鏡を見ているだけだったら、もっとイヤだ。

電話女
紳士手帳「のぞきメガネ」

先ほどのバラ風呂女性再び。

風呂から上がったら、全裸のまま電話である。そんな電話は、きっとイヤらしい内容に違いない。
そして、またしても見事な三段腹である。

後ろの板張りの壁には、何故か白い布が貼ってあるのだが、微妙に隠しきれていない。

寝そべり女
紳士手帳「のぞきメガネ」

姿見女が横たわっている。

これは、した後なのか、もしくは途中で相手が萎えてしまったのではないだろうか。
あるいは、する前に萎え気味の相手を威嚇しているのかもしれない。
とすると、先ほどの鏡の前の写真は、する前だったのか・・・。

何はともあれ、この格好で「お帰り」とだけは言われたくない。

トランペット女
紳士手帳「のぞきメガネ」

手鏡をトランペットに持ち替えた!

ところで、パンストをはいているのでも、ベルトを締めているのでもない。

しかし、腹の肉の見事なまでの食い込みっぷり。
おっぱいが小ぶりなのも災いして、どうしても腹に目がいく。

全裸でトランペットを持っている不自然さよりも、とにかく腹が気になる。

その後の電話女
紳士手帳「のぞきメガネ」

やはりイヤらしい内容の電話だったのか。
ついに、電話機を股間に挟んでしまったのである。

唯一、おっぱいにハリがあるモデルさんだが、ヘアピース着用と思われる髪型が異様にオバサンくさい。

思えば、この人は三段腹なので、正真正銘のオバサンなのかもしれない。

紳士手帖-口上-